2007年12月09日

クリスマスマーケットの旅

師走に入って忙しくなりました。今年のクリスマス休暇は12月22日〜1月2日。この間職場は完全に閉まります。なので、現在通常業務&年末の締め&クリスマスカード書き(年賀状書きと同じですが、日本のように仕事がらみは印刷で済ますってこと、こちら社会ではあまり浸透していません。一枚一枚地道に手書きです)に追われています。それに加え、お勉強の方も、明後日学会で発表なんてしなくちゃいけなかったりして...ああ、ちゃんと準備しなくちゃだわ。

なのに、先週末+月曜に旧東ドイツのドレスデンへ行き、今週はクリスマス&忘年会なんかが毎日のように続き、やっと今日のんびりと机の前に座れた〜と思いきや、ブログが気になって気になってしょうがない。yas兄ぃだってあんなに忙しそうなのに更新したもんな。アタクシも見習わないと...とにんじんさんと同じく(?)現実逃避中のminiraです。こんにちは。

ところで、なぜ、この忙しい時期にドレスデンかっていうと、それは、ここが世界最古のクリスマスマーケットで有名なところだから。今が旬のスポットなのらよ。ってことは、いくら忙しくっても、今年は絶対見に行かないといけないの。だってほら、来年私はもうここにいないかもしれないんですもの。これは決して遊びではないの。使命なのらー!
...って、自らに強く言い聞かせ、行きたい所にどこにでも出没する私。(笑)

旧共産圏だから控えめなのでしょうかね。結構大きな都市なのに、ギラギラとしたイルミネーションがなくて、1434年から続くこの中世のマーケットは、金色の穏やかな明かりにつつまれておりました。クリスマス・ピラミッドなどの木のオブジェが多く、それらが暖かい明りに照らされて柔らかく光っているの。それを見ていたら、心がほっこりしましたよ。

くるくる〜♪
これ、世界一大きいクリスマス・ピラミッドだそうです。メリーゴーランドみたく、くるくると回っています。クリスマス・ピラミッドって、普通ろうそくを周りに立てて空気を熱っすることで上昇気流を作り、それをプロペラにあてて回してピラミッドも回すという仕組みになっているんですけど、これだけ大じかけになるとやはり電動でしたね。あ、でも昔は火でやっていたのかしら...どうなんだろう。
中にはかわいい木の人形が入っています。

ビール屋さんの上にも
クリスマス・ピラミッド&生楽団付きの木造ビアホールなんてのもありましたよ。もちろん、マーケットは食べ物も飲み物も充実していました。クレープとかじゃがいものお菓子、揚げパンなどの甘いものもあれば、ソーセージ、ホットドッグ、チーズも豊富。ビールもいいけど、グリューワイン(赤ワインにオレンジの皮とかシナモンのか入れて火にかけて作った、ホットワインのことです)で体を芯から温めるのもよし。何を口に入れても大満足のおいしさでした。


いたるところでクリスマスの飾りが売っています。私が気に入ったのは、木の小さな人形たち。ここでひそちゃんにお土産ゲットしました。(ビーズアクセのお返しねっ)さて、私はどんな人形を見つけたのでしょう。ひそちゃん、1月に会うときまでのお楽しみね〜♪


実は今回、クリスマスマーケットがメインだったので、私、あんまり他のことは調べて行かなかったの。マーケット見て、おいしいクリスマスシーズンの料理(カモとかガチョウとか)食べれればいいや〜ぐらいにしか始め考えていなかったんです。

でも、ドレスデンって、芸術関係もものすごく充実しているところだったのね。ここのオペラ座に所属しているドレスデン国立歌劇団はドイツ屈指の名門。ドイツに住む友人でもなかなかチケットが取れないということ。(先月末、日本公演していたようですね)
また、今回訪れたドレスデン美術館には、え〜、こんな有名な絵、ここにあったの〜?ってびっくりさせるものがいっぱいありました。

まずは、これ。
エンジェルくんたち
この天使の絵、よくポストカードとかペンケースとかしおりに使われていたりするじゃないですか。
この子たちのオリジナルの絵がどーんとあったんですよ。

ラファエロ「システィナのマドンナ」
ラファエロの「システィナのマドンナ」です。ほら、一番下に、天使君たちいるでしょ。私、今までこの絵の全景見たことなかったので感心しちゃいました。
そうか、だからこの天使たち目線が上向いているんだ〜。

そして、もうひとつ、私がとりわけ感動した絵は、これ。
あ、「チューリップ熱」の絵だ!
フェルメールです!それも、にんじんさんからのご推薦を受け、前回アムスへ行ったときに花子ちゃんから借りて一気読みした、あの「チューリップ熱」が書かれるきっかけになったんじゃないかと言われている、「窓辺で手紙を読む女」!

 ソフィアは窓辺で手紙を読んでいる。窓からさし込む光がその顔を照らしている。髪はうしろに引きつめているが、髪飾りに散りばめた小粒の真珠が光を反射して、地味な髪型に映えてきらめく。黒い胴着はビロードと銀の縞模様で、すみれ色の絹のドレスは白めのような光沢を帯びている。
 部屋の奥には木製のレールからタペストリーが掛かり、壁の影になった部分に絵が何枚かのぞいている。ベッドをぐるりと囲む緑色のビロードのカーテンは束ねてあるので、贅沢なベッドカバーが目に入る。部屋は穏やかな金色の光に満ちていた。 (デボラ・モガー 「チューリップ熱」より)


いやあ、何も考えずに美術館に入って、お気に入りの小説のもとになった絵に偶然出会うなんて、なんてラッキーなんでしょう!


ところで、どうりで街が美しいと思ったら、ドレスデンの旧市街は世界遺産に指定されているんですね。(そんなことも知らないで行ったのか、おい!って感じですが...)

世界遺産の街並み
実はこの街、第2次世界大戦中にイギリス軍に空爆で徹底的に破壊させられているんです。1945年2月、東京大空襲の1か月前に東京大空襲とほぼ同じ規模の空爆を受け(ドレスデンの方が若干規模が大きかったようです。連合軍の攻撃方法は対ドレスデン、対東京でそっくり同じだったらしいです)、一旦は全てを失った街なんですよ。(ドレスデン美術館の絵画は戦争のときはよその場所に避難していて無事だったそうですが)
戦後、この地は東ドイツとなり共産圏に組み込まれたことで経済が立ち遅れ、瓦礫の山がかなり長いこと放置されていたとのこと。復興のスピードが進んだのはベルリンの壁が崩壊した1989年以降。結構最近のことなんです。

それにしても、私が今までに訪れたワルシャワもドボルブニクもそうなのですが、戦争で一旦壊滅した美しい古都が、市民の強い意志で、寸分たがわず元の形に修復されて世界遺産に登録されるってところヨーロッパには結構多いんです。自分たちの元の姿を徹底的に取り戻すんだっていう、その意地と情熱、そして自尊心の強さ、すごいな。こういうところ、いい悪いは別にして、日本と大きく異なる点だと思います。

マイセンの壁
この壁はマイセンの磁器でできています。マイセンの磁器は1000℃ぐらいでも焼け落ちないので、この壁だけは戦火の飲まれても、ほぼ無傷で残ったのだそうです。(今回マイセンにも行ってきました。ドレスデンから各駅停車で40分のこところにあります。陶器はちと高すぎて買えなかったですが)

1517!
こちらはルター派プロテスタントの聖母教会。手前の銅像がルターさん。
中は↓。

あれ?偶像いるなぁ。
あれれ、プロテスタントは偶像崇拝禁止のはずなのに、祭壇に偶像がいますよ。
これはドレスデンは中世からかなり栄えていた都で、イタリアのカトリックの影響もだいぶ受けていていた(ドレスデンは、「エルベ川のフィレンチェ」と呼ばれていました)ことから、その名残でプロテスタント教会にも多少偶像が残ったってことなのでしょうか。どうなんでしょうかね。まあ、イタリア・スペインの教会より数はだいぶ控えめですが...

この教会も10年前まで廃墟でした。1996年から修復され、完成したのは2005年。

私、東京出身ですけど、東京大空襲のことは、かなり遠く薄れた過去の出来事というイメージで今までとらえていたんです。でも、ドレスデンの人々は、その頃の傷跡を、ほんの2年前までこんな街のど真中に生々しく抱えていたのですね...

ピアノ・マン
街の中にピアノ・マンがいました。寒いので手袋をして弾いていました。ピアノの音色が美しい街並みによく合っていましたよ。


ドレスデン、いろんなものがギュッとつまったいい街だったなぁ。


p.s.鈴木さん、この程度の記事じゃ、世界史の勉強にならなかったかな...
世界は広いから、世界史勉強するのってすごく大変。でも、ちょっとでも知識があると、どこ旅行するのも楽しいし、その知識をきっかけにしてもっと深い人間にとって大切な感覚も学べるような気がするんです。(ボキャ貧の私は、その感覚についてうまく表現できないんだけど...)
だから、きっと受験以外でもいつかその知識を活用できる場が来ると思うの。
がんばってね!
posted by minira at 01:12| ロンドン ☔| Comment(45) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月06日

花火と笑い

今夜(時差の関係でこちらはまだ11月5日です)は、ガイ・フォークス・ナイトなので、国内のあちこちでボン・ファイヤー(キャンプ・ファイヤー)が行われたりとか、花火が上がったりしています。我が家の近くでも、さっきからバンバカバンバカ花火が上がりまくっていて、景気いい感じ。

ガイ・フォークスというのは、1605年にイングランドで起きたテロ未遂事件の主犯のこと。彼はカソリック教徒で、国教会を優遇するジェームズ1世を国会もろとも火薬で吹き飛ばそうとしたのですが、ことが起こる前にあえなく発覚。歴史を変えることは出来なかったんですね。そして本日11月5日に火あぶりの刑となりました。
それが現在では、ボン・ファイヤーや花火大会のいい口実になっているというわけです。

ボン・ファイヤーでは、ガイ・フォークスに見立てた大きな人形をくべたりするんですよ。いわゆる火あぶりの刑の真似。テレビなんかで見てると、皆楽しそうな笑顔で火を囲んだりしてますけど、なんだかちょっとグロテスクに感じてしまいます。花火の方は火薬にちなんでいるんでしょうね。こっちは純粋に楽しめるわ。ニコニコわーい(嬉しい顔)


ところで、パンパンパンパンぴかぴか(新しい)

花火とともに華々しく、今日は↓のブログをご紹介させていただきたいと思います。(花火は皆さんに届けられないけどね、雰囲気ってことで)

http://ameblo.jp/nakanosakaue2/

最近、私、この方(たち?)に笑いのつぼを押されっぱなしなんです。
それで、皆さんともこの笑い、共有できるといいなぁと思って。

ひよりさん、漫才コンビ「麒麟」!に反応して、こんなの出してみましたよー。

あ...もしかして、既にご存知でした?

posted by minira at 04:56| ロンドン ☀| Comment(32) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月21日

秋の色を求めて

朝晩だいぶ冷え込むようになってきたロンドンです。日本はいかがですか?

来年の今頃はもうここにはいないかも...
なんてちょっと感傷に浸りながら、秋の色を求めて外に出てみました。

秋の街路樹

森にも入ってみました。

森の中の秋

続 森の中の秋

日曜の朝なので人がいません。
やわらかい秋の光に包まれた静かな森。
たまにかさこそと枯葉が他の葉を揺らしながら落ちる音がします。
優しい色と空気。贅沢な時間と空間。

ヨーロッパにいるので、エディト・ピアフの「枯葉」の歌詞でも思いつくかなーと思いきや、私の頭に真っ先に浮かんだのは、百人一首、猿丸大夫の歌。

奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき

渋っ。正真正銘の日本人ですね、わたし。
ここはそんなに奥山ではないんですけど。鹿もいないんですけど。
でも、ま、いいか。

帰り道に真っ赤な蔦が絡まっているきれいなお家を見つけました。

真っ赤だな♪

只今、私の頭の中は、

真っ赤だなー 真っ赤だなー♪ と
秋の夕日に 照る山 もみじ♪ と
静かな 静かな 里の秋♪ と
かあさんが 夜なべをして 手袋 編んでくれた♪

がぐるぐるしてます。
季節先取りで、あっという間に冬まで行っちゃいましたね。(笑)

今晩は友人が訪ねてくるので、鍋をします。
デザートは、秋の味覚ということで、柿。甘くて美味しいといいな。
posted by minira at 20:38| ロンドン 🌁| Comment(17) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月14日

きんきんへ

イギリス製のかっちょいい折りたたみ自転車って、これのことかな?
職場の近くの自転車屋さんにいっぱい並んでいたので、パチリ。

カラフル折りたたみ〜♪

きんきんの記事を読んでから、改めてロンドンの街を見てみると、結構たくさんの自転車屋さんが目に留まります。ここでもそこでもあそこでも...みたいに。
今までじぇんじぇん気付かんかったよ。

いやあ、でも私はロンドンじゃぁ自転車乗る気しないです。
自動車と同じルールを守って、車道を走らなくちゃいけないんだもの。こわいじょー。

posted by minira at 00:00| ロンドン ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月13日

ひっそそっかさ〜ん

揺れるハート揺れるハート揺れるハート揺れるハートハートたち(複数ハート)ハートたち(複数ハート)ハートたち(複数ハート)


LoveだよLove。
この重ーーーい気持ちあげるよ!
受け取ってね。(はあと)

ほんと色々ありがとう。
いっぱい励まされた。

そのうち戻ってきてね。
忘れないでね。

月曜の朝までに英文4000字書かねばならんので(現時点で0字)今日はあまり時間ないの。でも、これだけ言いたかったの。

じゃあ...





...ところで、

私の日本上陸、1月19日〜27日に決まりました。
まだいつフリータイムだかわかんないんだけど、

会おーーーう!

じゃ、それまで、ばいばい〜。

from みに

P.S.
ROM専だからコメント欄閉じときます。
はい、座布団とロイヤルミルクティー、マヌカ・ハニー入。熱ーいおしぼりもここに置いておくね。

posted by minira at 03:27| ロンドン ☁ | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月10日

所信表明

鈴木さんのところの記事に触発されて、鈴木さんへのお手紙記事とかコメント欄につらつらと書いていいたのですが、自分にとって大切なことなので、ここで所信表明することにしました。
最近方向がまたまた大きく変わろうとする私の人生を、真摯な気持ちで見つめてみようと思います。

先日、私と私のアイデアを使って、一緒に事業をやってみたいと親友に真剣に言われました。
出資は100パーセントその親友が持ちます。
その友は、弁護士。国際商法、国際会社法が専門。だから会社設立の法的な側面は全部友が仕切ります。
もとより彼は起業したいと思っていたのですが、なかなかいいアイデアが浮かばなかったんです。
そんな彼の心に私の出したアイデアがヒットした。
その事業案は私の今までやってきた仕事上の経験、勉強で得た知識、培ってきた人脈が無駄なく使いこなせるもの。事業を通じて社会貢献もできるし、ニーズもある、と判断しました。

私は、こちらでの勉強が終了後、体が空くので自由に動き回れる。でも社会的な保障は何もない。
彼は社会に縛られてて自由に動けない。でも、その分保障されてるからお金の工面等の心配がない。

そんな二人が組んで人生一大のバクチを打ってみることにしました。
ちょとまだその企画、大枠しか決めていないので実際にどうなるかわからないのですけどもね。でも、やってみる価値はあるぞ。ということで、二人の持つ能力知力経験人脈そして運を総動員して打ち込みます。

私勉強が済んだら学校の先生に戻ろうと思っていたのだけれど...
今必要とされてるこのことを済ませてから、後でお金ができたら学校でも作るわー(なんちゃって。でも夢は大きく:笑)

のんびりやってきた博士課程もさっさと終わらせなくては。
実は↑のこと先生に相談したら、tutorial(論文の個人主導)が2週間に1度のハイペースで入るようになりまして、毎回4000〜5000字のものを書いて見ていただくことに。ああ大変。でもそのペースでがんばればあと半年でめどがつくでしょう。先生の協力、ほんとに有難いです。

今の仕事も手を抜かず最後まできちんと勤め上げます。



minira、がんばります!

皆さん、どうか見守っていてくださいね。
posted by minira at 12:21| ロンドン | Comment(24) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月06日

いまだ冷めやらぬ興奮

9月27日(木)、私の愛するピアニストのコンサートに行ってきました。
ええもちろんそれはあのお方ですとも。(ぽっ)
曲目はベートヴェンのピアノコンチェルト3番。
ええもちろんそれはそれは素晴らしかったですとも。(ぽー)

彼は、リサイタルもピカイチなのですが(証人:花子ちゃん)、なんせ世界一深みのある大きな音を出せるピアニストですから、オーケストラとの協演はそれはそれはダイナミックでスゴイことになるのです。(証人:moonhighさま)

ピアノは数ある楽器の中でも最も大きな音の出せる楽器の一つ。でも、オーケストラは楽器数が多いので、協奏曲でオケがフォルテッシモを忠実にフォルテッシモで奏でると、たかだが一台のピアノがいくら大きな音を出しても、その音はかき消されてしまいます。だから通常協奏曲では、オケがソリストを引き立たせるために抑えて抑えて演奏するのです。だ・け・ど、キーシンの場合は、すごく大きな音が出せるから、オケの音もかなり大きく出せるの。

加えて、キーシンは上質の絹糸をつむぎだすようなすごく繊細な弱音も持っていらっしゃる。甘〜い心とろかすような音も出せる。結果、オケもキーシンの音に合わせて、弱音も抑えて抑えて繊細に繊細にそして甘く甘く......っていうようにがんばる。

結果、彼の協奏曲は音の幅がすごくなる。オケもどこまで自分たちが音を極められるのか真剣勝負!花子ちゃん、あのショパンで経験したぐーるぐるの音のうねりが、オケを巻き込んで行われるのよっ。いやあ、すごいよ!鳥肌立ちまくりですよ!

それにしても今回のコンサートは、リハーサルも見せていただき、本番と、そして本人と話をする機会までいただいて、幸せのてんこ盛りでした。人生最高の思い出となったじょー。(感涙)
私がこの世に生きてきたのは、この偉大な天才の音楽に出会い、彼に直に触れ話すためにだったのかしら揺れるハート なんて、気持ちに酔いしれた1日でした。

(そしてその思い出を酒の肴にして、キーシンの音楽を聴きながら毎晩のように酔いしれているそれからの日々。←なぜかここはクラシックというよりは演歌調。あ、でもこれオペラ調でもいけるな:笑。オペラと演歌ってなんか似てるよなぁって思う私ですが、こんなこと言うと正統派オペラファンにボコられるかな。)

キーシンはほんといい人ですよー。ファンにも一人一人すごく丁寧に対応するし。
ポスト・レセプションは23:30までの予定だったのですが、彼は結局は23:15ぐらいまで会場にいました。最後の最後までファンに頼まれては握手してサインして写真とってを嫌な顔せず繰り返してた。

そのレセプション、立食ディナーの形式だったのですが、ディナー中も次々写真を頼まれてしまうので食事ができずに困ったキーシンが途中お皿を持って会場を出てしまった場面があったのです。
「あー、もしかしたら、ご飯も満足に食べられないでいやだって怒って帰っちゃったのかなー」ってちょっと残念に思った私。が、彼はそんなちっぽけな人間ではなかった。外でささっと食事を済ませてすぐに戻ってきて、そして、後はほとんどずっとファンサービスしてたのでした。

あんなに天才で、あなたの演奏は素晴らしいと今まで何度も言われてきているでしょうに、私が、「私、あなたの大ファンです。前回のリサイタルが素晴らしかったから、ロンドンで聴いた後、アムスとトゥールにも行ったのよ」と話したら、顔を輝かせて、「本当?そんなに来てくれたの?有難う!」と言ってくれました。その後であの写真とってもらったのよ〜。うっふふ。

彼は、ものすごく謙虚な人なんです。
彼のリハーサル見せていただいたの、今回で2度目なんですが、前回も今回もオケが休憩のときもひたすら自主練しているんですよ。

こんなふうに。
キーシン 自主練中


前回リハを見たとき、(2年前かな?ベートーヴェンのピアノコンチェルトと1番から5番まで2回ずつ4日に分けてロンドン・シンフォニー・オーケストラとやったときです)、リハのアレンジをしてくださった方が「なんでそんなに練習するの?」って本人に聞いたら、「まだまだ十分じゃないから」って答えたんですって。間違いなく現在彼は世界で一番完璧にベートーヴェンを弾きこなせるピアニストの一人なのに。

今回もコンサートの当日と前日にリハが2回あって(私は当日の午前中のリハを見に行った)、前日のリハの段階でキーシンの演奏が完璧だからと録音も済ませていたにもかかわらず(だからもしかしたらキーシンは当日は公演直前に音合わせには来るだろうけど、午前中のリハには来ないかもよと言われていたにもかかわらず)、この当日午前のリハにも、オケだけの練習が終わった直後に現れ(前半がオケのみ、後半がオケ+ピアノというリハ内容だった)、早足でピアノに向かい、オケの休憩時間中にずーーーーと自主練。ずーーーーと弾きまくり。そしてそのままオケとの合同練習へと突入したのでした。

神様から授けられた才能を持ち、皆に神童だ!天才だ!完璧だ!と言われ続けて育ち、そして今や彼は間違いなくピアニストでは世界中のコンサートで観客動員数No.1でしょう。ても、それでもさらなる高みを目指して謙虚に練習に練習を重ねる。デビューした10歳の頃より、ずっとその姿勢を崩さない。そして、私のような一介のファンにも、超やさしいーーー。

ほんと凄い人ですよ。会えてよかった。そんな人物と同時代に生きることができて、そして彼の生の演奏を聴きくことができて、握手して、話して、腕組んで写真とって...うお〜ん、幸せだようっ!!!


***つけたし***

そうそう、キーシンって、片言の日本語しゃべるんですよ。「どこで覚えたの〜?」っていう質問に、「だって日本でもう12回もコンサートやってるんだよ。このぐらい覚えるよ」って答えてました。
あと、カタカナで「キーシン」ってサインも書いてた。子どもみたいな字でかわいーの。(はあと)

キーシンのカタカナサイン!直筆!
ねっ。かっわいーでしょ!

誰にもおもねる必要のない超天才が、こうやって日本人のファンのために日本語のサインを一生懸命書いてくれるのって、すごく嬉しい!

***つけたしのつけたし***

キーシン ピアノの準備を待つ
ピアノの準備が出来るまでじっと待ってるんだよ。ぼく。早く弾きたいな〜。

自習練風景
ウオ〜。弾いてる弾いてる。神様(ベートーヴェンかも)と交信中!

そろそろオケが戻ってきました
そろそろオケの休憩も終わり。サー・コリン・デービスも出てきたし(中央の白髪のおっちゃん)、コンサートマスターも出てきました(手前でバイオリン弾いてる人)。

リハ終わり
ってことで、もうすぐ合奏スタートです♪

happy birthday colin
これはキーシンは写ってないです。オケだけのリハ風景。
オケがコリン・デービスに80歳のお誕生日おめでとうって言ってるところです。

posted by minira at 02:00| ロンドン | Comment(20) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月04日

しじゅきさんへの手紙

しゅじゅきさんへ

昨晩は(日本時間だと早朝でしたが、)ごめんなさい。ワインをグラス3杯ほど空けて、しゅじゅきのところへ行ったの。それでコメコメしたのですが...酔っ払ってたので、なんだかとっても支離滅裂な文になっていました。私のコメ、しゅじゅきの私宛のレスに部分的には反応してるけど、全体を通して見ると大分矛盾してる。

ということで今、こちらは夜中の3時なんですけれど、はっと目覚めたのでお手紙書くことにしました。

しゅじゅきの書いたことが、私の心にヒットしたのは、現在、私が人生の岐路に直面しているからに他なりません。「岐路に直面」というと、今が決断のとき、ジャジャーン!っていう感じがしますが、私の場合は、道を歩いていたら、そこで気の合う人に会って、面白いやつだし親切で居心地いいから一緒に歩いてみようかなって、その人とおしゃべりしながら歩いていたら、なんだか周りの景色が随分変わってきたかもーっていう感じ。そう、それでこのままこのペースで歩いていけば、来年の秋には多分東南アジアにいることになると思うのですよ、私。

その東南アジアでやることが、いわゆる人助けに関係していることで(まあ自分自身の助けにもなることなんだけど)、うまく回ればお金もはいってくるでしょう...ということなんです。(ここでまず最初に、しゅじゅきの親切バッチの記事に反応したのじゃった)

自分一人じゃとってもそんな大それたことできるとは思わない。でも、今一緒に歩いている人と組んで、お互いに足りないところを補い合えば、一人でいるよりうんと大きなこと面白いことが出来るだろうって、かなりの確信があるの。
もちろん、この相棒の人間性を私信じてる。この人とは、いざというときアンパンマンのように自己犠牲してまでとは言い切れないけど、かな−−りぎりぎりのラインまでお互い助け合えるんじゃないかなって、そういう強い信頼感持っている。だから周りの状況がかなり変化しても、相棒と腕組して安心しながら歩を進めることが出来るのよ。

有難いことに、この相棒を筆頭に、私には人生で出会った「人として信頼できる友」が数人いて、きっと彼らも、この東南アジアプロジェクトに何かの形で咬んでくれると思うの。まあ、その友人たちすら咬めないような事業内容だったら、最初から立ち上げないほうがいい。

私は友に恵まれていると思う。いっぱい助けられていると思う。そしてそれをとても有難いと思う。
特に8年前にロンドンに来てから出会った日本人との関係はこれまで経験した人間関係の中で最も充実しています。この地で、心から感謝できる人との出会いが多いのは、日本を離れている同郷の好でってことも大きいのかも。また、日本にいるときより社会のしがらみがないから、心をお互い自由に解き放てる余裕が自分たちにあるからかも。いい大人たちが学生時代の乗りで友達やってるよーという感じだよ。

それなりに歳をとって、自分の個性とか価値観がしっかり出来あがってからできた友人関係って、相手に無理やり自分を合わせる必要もないし(っていうか、そういう必要のある人とはわざわざ友達にならないものね、そんなわずらわしいことする暇ないもの)自分がそのままの自分でいられて本当に居心地がいいです。あ、もしかしたら、歳を重ねた分、それこそ人間丸くなって、だから居心地のよさも増しているのかもね。
彼らにとっても、私が居心地のいい存在であればいいなー。私が彼らの何らかの助けになってればいいなーって思うよ。

私もう42歳で、そろそろ結婚して子供生んでという路線に行かない自分の人生を強く意識しているんですけど、それはそれでしがらみがなくまあいいかーって、益々自由人になりそう。そうなるとこの先の人生もきっとまた面白い刺激的な出来事、出会いに恵まれていくんじゃないかなってそんな気がしています。

安定がない分、自分がどこにいくのか、最終的にどうなるのか見えない部分が大きくて、時として正直かなり不安になることもあるけれどね、でも、そういう時は、今の状況から判断するときっとこれから先もなんとかなるのじゃないかなって、根拠もなく自分を説得することにしている。(笑)そしてそういう不安なときこそ、信頼できる友の存在は有難い。

しゅじゅきさんは、最近お友達とお別れしたのらね。私も今まで出会いも多かったけど、お別れも多かったです。でも今振り返ってみると、お別れした人にもその時その交わりの中で、随分助けられた部分があったのだなって気がするんでしゅよ。で数あるお別れのなかには、すごい重要なお別れもあって、それによって自分が押し出されて、今ここに私がこうしているんだという...そんな運命のジャジャジャジャーン的な別れもあるのでした。

しゅじゅきさんのところのコメント欄で、酔っ払いながら、こんなこと書きたかった私です。

...もしかしたら、酔っ払ってなくても、かなり散乱した文章か?
でも、折角書いたから出しちゃおうっと。えいっ!

                                                             ミニより
posted by minira at 13:54| ロンドン | Comment(12) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月29日

きゃーーーー!!!

時間がないので写真だけ。
詳細は来週書きます!

キーシンと私(うしし)


******

つけたしました↓

「将を射んとせばまず馬を射よ」

パパとママ
パパ「キーシンは日本人に人気なんだよ」
ママ「アムスで話したのおぼえてるわよ。キーシンと話して来なさいよ」
ミニの心の声「(私を娘にしてください)」

キーシンの恩師
先生「...」
でも手はしっかり握ってくれました。

posted by minira at 16:46| ロンドン ☁| Comment(26) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月20日

がんばれ日本〜再び〜

なつかしの

この旗懐かしくないですか?
1年と3ヶ月ぶりの登場です。

懐かしいお名前もありますね。
市蔵さん、恭子さんはいかがお過ごしなのでしょうか...
ローレン君はこの夏、洪水で大変だったみたいですけど、多分今はお元気なんじゃないかな。

今日この旗を引っ張り出してきたのは、明日(20日)、ラグビーのワールドカップで日本チームを応援するためです。

日本×ウェールズ

敵地、カーディフに行ってまいります。

対オーストラリア戦では3対91と、コテンパンに敗れた日本でしたが、その時の日本は世界2位のオーストラリアチームに対してBチームが戦っていたそうです。ラグビーはサッカー以上に体力の消耗が激しく、試合と試合の間にできれば1週間は休みが必要だそう。オーストラリア戦と次のフィジー戦の間は4日間しかなく、日本チームはオーストラリア戦を棄ててフィジーにAを当てるべく、オーストラリアにはBチームを当てたわけだね。でも、その次のフィジー戦も接戦の末、31対35で負けてしまった。あーーーーー。

で、今回のウェールズ戦ではAが出るのか、Bが出るのか...ウェールズ戦から次のカナダ戦までは5日間のインターバル。う〜ん微妙。カナダはフィジーに負けたぐらいなので勝てる相手。そこにAを当てるからね。

私としては明日もちろんAに出てもらいたい!折角応援に行くのだから、強いほう出してくれ〜い!!!その方が応援し甲斐があるってものよ。

明日は、moonhighさんとイナモト君も一緒でーす!

では、いざ鎌倉!...じゃなくてカーディフ!


***追記***

声張り上げてきましたよっ!
試合は18−72で負けましたが、長い距離のトライも何度か見せてもらって満足しました。

君が代斉唱
↑試合前の国歌斉唱

き〜み〜が〜あ〜よ〜お〜は〜♪

国際大会で国歌を歌うのはとっても気持ちがいいのらー。
posted by minira at 04:03| ロンドン ☁| Comment(16) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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